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過酷な野外活動といえばここ!秀岳荘
環境活動に精力的なpatagonia
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2006~2018年の「教育エリアC」が名を変えた北大雪カムイの森では、必要なリスクマネジメントを確実に実現しつつ、できる限り周辺環境にインパクトを与えない運営が随所でめざされています。この従来より羆塾の重要な理念の一つとなってきた一連の取り組み方を「ECO
Harmony Program(エコハーモニープログラム)」と呼んでいます。
例えばメビウスが活動する「ミンタルの森」においても雑草が生えない土地・蚊がいない空間というのは必ずしも作っていません。除草剤・殺虫剤のほうがはるかに人体に与える悪影響が大きく、また人体の免疫システムからしても、無菌豚的な暮らしが必ずしもいいとは言えないからです。 あるいは、風倒木はどうしましょう? キャンプ場や自然公園に出た邪魔な粗大ゴミとして撤去するべきものでしょうか?その風倒木一つでも大怪我を誘発するものでない限り、できるだけ残して触れる・踏む・越えるというのがミンタルの森を運営する財団法人メビウスの考えです。風によって地面に倒れた風倒木は、今度は雨に晒され朽ち果てていきますが、数年後には苔蒸し小さな木々の芽がそこから顔を出すでしょう。風倒木はナースログとも呼ばれます。「森を看護する木」という意味ですが、風倒木は森の栄養となり看護しながら、ヒトのこころも看護してくれるかも知れません。要するに、従来型の自然をなぎ倒しヒトの価値観で支配していくタイプの関わりから、自然をよく知り配慮し共存していくタイプの関わりにシフトするための土台として、メビウスの活動はあります。その可能性はまだ未知数ですが、期待されることは多岐に渡り、羆塾としてもヒグマを中心とした野生動物分野をアシストしていきます。
カムイの森の対ヒグマ・リスクマネジメントを担う羆塾では、ヒグマ調査用のトレイルカメラのフラッシュにも野生動物に見えない周波数の光を採用してできるだけ動物・鳥類に影響を与えない工夫をし、また、調査やパトロールに使っていたクルマをやめて馬を使う方向にしました。一方でネットワークカメラやトレイルカメラ、GPS発信器やドローン・サーマルスコープなどのハイテク機器をを効果的に用いつつ、林内に車道を作ってこの森を攪乱したくないと考えたからです。
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12+240+(18+780+18)+12=1080 780=28+724+28 |
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