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【ヒグマ問題を抱える行政の方へ】

 ヒグマの問題は、ともすると人身被害の危険性につながるため、行政としても慎重に対応することが要求されますが、幾つかのポイントを押さえることで、対応方針は意外と明瞭になることもあります。

  Type1:特定の場所に、あちこちからクマが集まるケース
  Type2:特定のクマが、あちこちの場所に出没するケース

 「ヒグマの出没」とひと言で言っても、原則的に上の二つのタイプを切り分けて対策方向を定める必要があります。あくまでタイプで、実際は現地周辺の状況を見て判断することになりますが、Type1は中山間地域などの農地帯で従来からよく見られるタイプ。Type2は、昨今特に都市圏の市街地出没に多く見られるタイプです。

Type1:特定の場所に、あちこちからクマが集まるケース
 原則的には、Type1ではその場所の環境にヒグマの出没が起因していますので、そこに手を加えて改善なければ被害解消にはつながっていきません。
 また、経済被害を解消するために因習的な捕獲対応をとると、意図せず人身被害の危険性を跳ね上がらせてしまったり、農業被害を拡大・慢性化させて対応困難になりがちですので安易な捕獲は極力控えるのが賢明です。特に箱罠の使用は要注意です。
―――「クマはそれなりに獲れてるけど、農業被害がなかなか減らない」
―――「最近、人里周りでクマが急に増えた感じがする」

 このような印象を持った場合は要注意です。できるだけ早急にヒグマ対策の方針を根本的に改善することを考えてください。漫然と箱罠捕獲を多用していると、「罠の利かないクマ」「電気柵を掘り返して農地に入るクマ」「人里を歩き回るクマ」「農地の被害」「人里内の人身被害の危険性」「目撃・遭遇件数」などがすべて増加し高止まりする状況に陥る可能性もあります。

事例)名寄市の(有)ファミリーファーム夏井 
 前年、スイートコーン・ジャガイモなどの農地がヒグマによって惨憺たる被害を受けたため、被害防止について羆塾に相談。
 隣接する山のヒグマの生息数を急遽調査したところ、詳しい数は不明ながら相当数のヒグマが活動していると判明。前年の問題個体を捕獲しても別のクマによって被害が続くと判断。また、箱罠を設置してもこの個体が捕獲できない可能性があり、むしろ箱罠の誘因餌が新しい個体をこの農地に引き寄せ被害拡大する可能性もあり、シカとクマの両方に利く電気柵を提案・設置。その後被害は完全に解消。電気柵タイプ:20-40-70-100-130p(シカクマ併用型)。被害防止額:推定200万円/年。


 
 周囲の山林の広さやヒグマの生息状況にもよりますが、原則的に農地の被害は電気柵の導入以外ではなかなか解消しないと思います。農業被害解消しないということは、その地域の人里の安全性を確保できてないということでもあります。

 ヒグマによる農地被害を解消することは、現在では電気柵を使えば比較的容易で、まず確実に防止できます。コストパフォーマンス(費用対効果)を考えても、単純にの経済的な被害が解消することに加え、その周辺の安全が得られるため、効果は十分以上にあると言えると思います。是非導入することをお勧めしますが、設置やメンテナンスで幾つかのポイントがあるので、お気軽にご相談ください。


Type2:特定のクマが、あちこちの場所に出没するケース
 一方で、人里内の食物に関係なく人里・市街地を軽率に歩く若いクマというのも昨今では増えています。特に都市圏での市街地出没が顕著になりつつありますが、このタイプのクマに対しては電気柵・バッファスペースで部分的にクマの移動を阻害しつつ、むしろ積極的な働きかけをして学習させ、無警戒で軽率な性質自体を変えてやることが重要です。
 羆塾では、出没が特に緊迫したケースでは初手からベアドッグを緊急態勢で出動させ、捕獲を念頭に人身被害の防止を最優先します。
 それ以外のケースでは、羆塾では以下のような点をまず精査(調査・分析・判断)します。
  1.そのクマの年齢は?
  2.そのクマの、ヒトに対する警戒心は?
  3.そのクマが、何らかの人為食物に執着しているかどうか?

1.年齢に関して
 ヒグマの年齢は正確には専門家でもわからないことが大半です。ただ、近年の市街地出没でよくありがちな「体長1mのクマ」であれば、まず「成獣オスでない」ことはわかりますし、ほかの情報から「1〜3歳の若グマ」というあたりまでは推測できることも多いでしょう。ヒグマの行動を評価するときこの年齢が非常に重要で、2歳の親離れ直後のクマが市街地をウロチョロしても、それで必ずしも緊迫した状況とは判断できませんが、同じ行動を成獣がおこなえば、即捕獲の判断を下して速やかに排除する必要も出てきうると思います。大まかに言えば、その問題グマが「若グマ」かそうでないか。そこをまず注意深く見る必要があります。

2.ヒトに対する警戒心
 日中に市街地周辺を歩き回るクマならば、それ自体で大なり小なり「ヒトに対する警戒心が薄い」と判断できますが、特に若グマの人や人里・市街地に対する警戒心の強弱は連続的にいろいろで、なおかつ変化します。
 また、警戒心の対極になる「好奇心」「食物の誘引」などとの相対的な関係をできる限り分析します。それが若グマだった場合は、まともな警戒心など持っていないのがむしろ普通なので、まずベアドッグを用いて幾つかの方法で威圧・威嚇をおこない、それで行動が改善されればそのまま人里への出没が完全に消す方向で動きます。
 非常に希なケースですが、速やかにクマが行動改善を示さない場合、行政・住民の心情を斟酌すれば長引かせる判断はできないので、どこかの段階でマージンを取って捕獲判断を下します。


事例)「日中の市街地で小さなクマが歩くのを目撃された」2013年丸瀬布
 目撃情報から痕跡調査に入り、得られた総データから「若グマ」であると判断されたため、即座にベアドッグ同伴の追跡威圧に移りました。その個体のニオイを正確に追っての追跡では、自然にベアドッグと私のニオイが移動ルート上に残り、ベアドッグのマーキング・背こすりなども施されました。
 遠軽町の多くの事例では、この手のクマも放置すると2ヵ月も3ヵ月も波状的な市街地出没を繰り返しますが、夏に市街地徘徊をおこなった個体に対して、ベアドッグを用いた追跡威圧で少なくとも2日以内に出没が完全に止まり、その後冬が来るまでこの個体が市街地に接近した痕跡も見られませんでした。



3.人為物を食べているかどうか
 通常、農地の作物の場合は、電気柵の導入をまず考えます。これは、最終的に農家なり家庭菜園の持ち主なりが自己防衛でおこなう措置ですが、農水省等の助成金を有効に活用して導入をおこなうといいと思います。もし必要と判断された場合は一定期間、羆塾で電気柵を貸し出し、それを用いてとにもかくにもそのエサ場への出没を阻止しつつ、そのクマがどのような行動変化を見せるかを追います。
 基本的に、農作物・家庭菜園などの作物の場合は電気柵による防除対策がメインの手段となりますが、特殊な一頭のヒグマがその農地へやって来て食べているのであれば「捕獲」も有効な手段となり得ます。そうでない場合、捕獲によって被害が拡大していく可能性が高く、軽率な捕獲は避けるべきでしょう。また、ある農地だけへの防除をおこなっても、単に別の農地に移動するだけで地域として問題の解決にならない場合もあります。地理・植生・ヒグマの生息状況・作物種などなど様々な要素によって画一的に考えられませんが、農作物等の被害が恒常的に発生しているエリアでは、地域が一丸となって被害を受けている作物に電気柵を回すなどの措置をとるのが肝要でしょう。

※捕獲について
 捕獲判断と簡単に書いていますが、その捕獲をピンポイントで確実かつ速やかにおこなうのは、一般のハンターにとっては困難な作業です。周辺にほかのヒグマが活動していないような状況ならハチミツを誘因餌とした「箱罠」も利用できます。が、「箱罠」の不確定性・ディメリット、リスクも多く、使用に際しては十分注意が必要です。

銃器に関する補足)
 原則的に、捕獲判断を下した問題グマの捕獲には銃器による射殺が理想的ですが、ヒグマの個体識別をしっかりおこなえていなければ、この方法も機能しません。また、特に市街地周辺の射殺では失敗が許さません。ヒグマを撃つのに適した銃の口径もあり、不適切な低威力のライフルでヒグマを手負いにする例というのが北海道ではたびたび起きています。山の中の狩猟ならともかく、人里または近辺のリスクマネジメントでヒグマを撃つ場合には、多少の不測があっても手負いグマにすることなく100%即倒させなければなりませんから、口径としては最低でも338WinMag程度が必要でしょう。この口径は狩猟の盛んな北米をはじめとする世界的な基準ですが、北海道ではそのあたりも残念ながら普及していないため、シカ用に威力を落とした308Winライフルでなんとなくクマに発砲して不用意に手負いグマを作ってしまったり、というのが実情のようです。『羆撃ち』を書いた久保俊治氏、あるいは知床で長年現場のリスクマネジメントを担ってきた山中正実氏は338WinMag、そしてもちろん羆塾のクマ撃ちもヒグマに適したそれ以上の高威力ライフルを使用します。
 対ヒグマのリスクマネジメント上の銃器による捕獲の条件は、
・いかなる状況であっても冷静にヒグマに対峙し、確実かつ安全に捕獲を遂行できる経験豊かなクマ撃ち
・突発的に不測の事態が生じても、捕獲判断を下した問題グマを確実かつ速やかに倒せる適した道具

 以上の2点です。

 羆塾は速やかな捕獲が必要なケースのために熟練したクマ撃ちを数名有し、クマ撃ち不在のエリアで捕獲判断をした際のアシストもおこなっています。もちろん、十分な数のハンターがいても、市街地周辺で確実にクマを撃てるプロハンターに任せたいケースでは、地元のハンターの助言を聞きながら、羆塾のクマ撃ちが問題グマの捕獲をおこなうことも可能です。
 捕獲判断を下した場合、無関係なクマを不用意に殺すことなくピンポイントで問題個体を確実速やかに捕獲して取り除く―――それが羆塾の考えです。いずれにしても駆除の主体は行政ですから、捕獲アシストに関しても市町村・地域の実情・要望に臨機応変に対応させてもらうことになりますので、ご相談ください。

 
調査セクション

羆塾の調査
 羆塾のヒグマ調査は、ベアドッグの嗅覚・聴覚とハンドラーの経験・観察・分析を駆使した追跡調査に加え、三つのトラップ調査からなります。トラップとは「罠(わな)」という意味ですが、罠を仕掛けるようにヒグマの活動域に仕掛けをおこない、そこに活動するヒグマの特徴的データを採取する方法です。トラップ調査が罠猟(トラッピング)だとすれば、羆塾がベアドッグを用いておこなう追跡調査は、かつてクマ撃ちがおこなっていたクマ猟に相当し、追跡の仕方によって意図的にヒグマに対するストレスと忌避を与えることができます。
 羆塾は三つのトラップ調査も十分なレベルでおこなえますが、追跡調査・踏査に特化した団体と言えるかも知れません。

1)追跡調査・踏査
  問題グマの目的地・移動ルート・退避場所・移動時間帯・サイズなどをできる限り調査しますが、ここでもベアドッグが非常に有能な働きをします。ベアドッグ同伴の調査により行政・ハンターでは困難だった環境下・時間帯の調査もおこなうことができます。
 下述の三つのトラップ調査が断片的なデータをもたらしてくれるのに比べ、この追跡調査は空間に時間を加えた四次元的なクマの動きをリニアに捉えることができます。また、調査期間にもよりますが、多くのケースでは追跡中に問題個体を現認・観察・やりとりをおこなうことができ、その反応で問題個体のプロファイリング(性質分析)が進む事が多いです。

2)カメラトラップ(トレイルカメラ)
 トレイルカメラとはセンサーつきのデジタルカメラのことで、現在では野生動物調査の必須アイテムです。このカメラで得られる情報は視覚的で非常にわかりやすく有益ですが、基本的に情報は空間・時間に関して断片的で、広く浅くの初期調査、あるいは特定個体のチェックのような位置づけで用いています。
 また、効率的にデータを得るためにはヒグマの習性を知り限られた場所に仕掛けなくてはなりませんので、単純そうに見えて、やはり場数を踏んだ専門家に圧倒的な有利があります。ヒグマの通るルートはもちろん、方向・時間帯まで計算してヒグマの特徴の出やすいヵ所を撮影する場合もあります。

3)チョークトラップ(石灰まき)
 ベアドッグによる嗅覚調査でヒグマのルートが一定レベルで絞り込めてきたら、平坦な場所に石灰を撒き、そこを通るヒグマの前掌幅を採取します。特にアスファルト上などでの石灰による足跡は明瞭で、単にヒグマがそこを歩いたということではなく、個体識別に有力なデータとなります。
 チョークトラップはカメラトラップと併用することがほとんどです。



4)ヘアトラップ(体毛採取からのDNA検査)
 現在では、ヒグマの体毛をDNA検査に持ち込んで個体識別をおこなうことができます。何らかの経験から非常に特殊な性質(牛舎や家屋への侵入、人を積極的に攻撃するなど)を帯びた個体などに関しては、捕獲された場合に加害グマの確定が必要なので、この方法で個体の同定をおこなうことが有利です。
 通常はバラ腺をクマの通りそうな場所に横断させて体毛採取をおこないますが、羆塾ではヒグマのルートを追跡しながら樹の幹などでむしり取られた体毛を採取する訓練をしてきました。量が採れる採取方法ではありませんが、場合によっては特定の問題グマに的を絞って採取できるので有利な場合もあります。

 従来、北海道では曖昧な個体識別によって冤罪グマ(無関係なクマの捕獲)が多く出てきたため、不合理な殺生も横行してきました。被害を確実に解消し、なおかつあとに悪い影響を残さないために、個体識別と確実な捕獲はセットでなければなりません。


ベアプロファイリング
 ヒグマの性格分析をすることをベアプロファイリングと羆塾では呼んでいます。様々な調査データや情報は、このベアプロファイリングのための材料と言っても過言ではありません。
 上記4つの調査に加え、過去にわたる聞き取りや目撃情報など、手に入るすべての情報から、そのヒグマのサイズ・年齢・性別、さらに性質・癖・食性・過去の学習傾向などまで、できるだけ詳細正確に推定し、特にその個体のヒトに対する危険度を十分分析して最終的な対応を個々のヒグマごとに決めます。特に、実地で専門員が意図的に遭遇した際のヒグマの態度・行動は重要な材料になります。
 ヒグマの場合、なかなか断定まで持っていける情報が得られないため、あくまで推定を含めて動き、動きながら注意深く推定に修正を加えていく作業にならざるを得ません。そのため、実際の対応には注意深さと臨機応変な柔軟性が必要です。


対策セクション

羆塾の追い払い・パトロール
 クマ猟と類似する羆塾の追跡調査ですが、クマ猟では密かに追って射程に入れたクマを撃ち殺して完了するのに対し、羆塾の追跡は調査・分析のほかに、射程に入ったクマを威圧・威嚇して逃亡させたり、わざとクマにわ「ヒトを避ける」「ヒトから遠ざかる」という意識をクマに刷り込みます。
 よく誤解されるのは、「そこで追い払っても別の場所に出るだろう」という考えですが、「追い払い」の目的は、単に「そこに居るクマを追い払っていなくする・別の場所に移動させる」ということでは決してなく、そのクマにヒトや人里への警戒心を持たせるのが目的です。
 上述の追跡・パトロール・追い払いは「人間は危険な存在である」「人里は危ない場所である」と刷り込むための方法論ですが、教育要素であるため「学習の強化とメンテナンス」が初期の段階では特に必要になります。若グマの場合「学習の強化」とは、ヒトやヒトの活動に対する警戒心を累積させ固定化させることです。最終的に、クマが自発的にヒトの活動や人里・市街地に近づかないように持っていくのが「追い払い」の目的です。ただし、それと同時に「人里ではおいしいものにありつけない」と学習させることが肝要です。

夜間対応
 羆塾では、訓練されたベアドッグを用い24時間態勢でヒグマのパトロール・追い払いをおこないます。
 ヒグマの出没は、最終的に日中の市街地徘徊になる場合でも、その前兆が夜間の行動パタンに現れることがほとんどです。ヒグマが夜行性と勘違いされる理由もここに関係しますが、従来はその夜間のパトロールなどが実質的に不可能でした。まず、ハンターは夜間に銃器を自宅から持ち出すことができません。そして、ふだんから夜間訓練を積んでいないため、夜間のヒグマ対策を敬遠・放棄してきたからです。
 しかし、ヒグマの警戒心が夜間型から徐々に薄れ、完全に明るい時間帯に市街地にまで歩き回るようになってからでは、ヒグマのリスクマネジメントとしては遅すぎます。
 羆塾では、早期の段階で夜間出没型のヒグマの性質改善をおこなうために、ベアドッグとともに夜間訓練を続け、実践で夜間パトロール・夜間追い払いの実績を積んできました。羆塾には、夜間なら市街地にクマが歩いても仕方ないという考えはありません。






アグレッシブな「追い払い」とディフェンシブな「安全確保」
 パトロールとひと言で言っても様々なタイプ・緊急度があります。ヒグマの出没が確認された比較的当初の小学生の登下校や保育園まわりの警護的なパトロールもありますし、夜間の出没を繰り返す個体に対しては、意図的遭遇からの「追い払い」を想定して見回ることもあります。

 羆塾では2頭のベアドッグを用いていますが、小学生の登校ガードでクマの存在を近くに感知した場合、あるいは観光客が動き回っている横でクマを遠ざける場合、1頭をオフリーシュにしてクマを追跡させ、残りの1頭を近隣のヒトのガードとしてバックアップにつかせます。2頭はそれぞれ単独でオスの成獣ヒグマを追い切り撃退する能力を有しています。

 羆塾で2頭のベアドッグをチームとして用いるのは、三つの理由があります。一つは、何かのミスで不測の事態が生じ1頭が機能しなくなったときのため。ふたつめは、親子・親離れ直後の兄弟など複数で出没するクマがあるため。そして最後は、市街地や観光地でクマに対する威圧とヒトの警護を同時におこなうためです。


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